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映画プロデューサーの原正人が語り下ろしたものを、 本間寛子が書き起こし再構成したもの。プロの手業が生きている。 原さんの語り自身も面白かったのだろうが、 それをとっても読みやすい文章にし、 具体的な事実とともに丁寧に編集作業をした 本間寛子の仕事に敬意を表したい。 原さんは1931年生まれである。 本書は2004年4月に発行されている。 原さんは現在77歳、「喜寿」となる。 彼が半生を語った書として読む事が出来る。 それは戦後すぐの映画の全盛時代から 現在までを映画業界の中心で生きていた人の 語ったものとしてとっても興味深いものである。 映画の仕事、特にプロデューサーの仕事は実体が見えないところが多分にあるのだが、 映画プロデューサーとは、そしてそれに求められる資質とは? どうやって企画・制作・宣伝・配給などを行っていけばいいのか? などが実際の映画の仕事を通じて語られるので 非常に面白い読み物にもなっている。 戦後の洋画から始まって邦画製作までの歴史がここで語られている。 映画ファンなら、すべて有名な名画ばかりが 具体的な仕事というカタチをとって挙げられるのでたまらない。 ヘラルド映画でポーランド映画を日本に紹介し、 その後ヘラルドの宣伝は時代を騒がせるような仕掛けを次々と起す。 「太陽はひとりぼっち」「気狂いピエロ」「地下室のメロディ」 「ジョニーは戦争へ行った」「パピヨン」などなど。 宣伝プロデューサーとして独特の地位を獲得する。 そして満を持して、 手塚治虫と共同して大人向けのアニメーション映画「千夜一夜物語」を製作し公開する。 その後も「エマニエル夫人」から「地獄の黙示録」まで配給宣伝の黄金期は続く。 他の映画関係のスタッフは 原さんのように宣伝ということに固執していなかったのだろうか? 先日聞いた、見城徹の言葉を思い出す。 売るためには死に物狂いでやる!ということを。 1981年、50歳で原さんはヘラルド・エースを設立される。 ミニシアターブームが始まる中、 ここで原さんは本格的な映画製作を始められることとなる。 並行して配給業務も行われ、80年代から本格的に映画を見始めた僕は、 ほんとうに凄い映画ばかりを紹介されていた 会社だったんだと改めて知ることになった。 本格的映画製作の中で印象的だったのが「戦場のメリークリスマス」での成功と、 黒沢明監督作品「乱」での失敗の話だった。 どちらも実に貴重な体験談で苦渋の決断や困り果てたときの 火事場の馬鹿チカラみたいなものが確かにあるんだなと思った。 その中でフジサンケイグループの代表を務められた 石田達郎さんとの出会いと語録が印象に残っているので引用する。 「人間に賭けるのがソフトのリーダーの仕事だよ」という言葉が返ってきました。 「社長は人に会うのが仕事だよ。会社の仕事はみんながやってくれる」 という言葉もありました。 1994年ヘラルド・エースは角川書店の角川歴彦社長との出会いから、 エース・ピクチャーズという会社になる。 角川グループの映画製作配給会社となったのである。 原さん63歳の時である。「失楽園」や「リング/らせん」の成功の後、 角川グループから住友商事系の会社との提携話が起きる。 アスミック・エース・エンターテイメントの発足である。 1998年のことであった。 2002年「突入せよ、あさま山荘事件」の後、 原さんは映画プロデューサーを辞める決意をする。 といっても71歳の歳であるから、 普通のサラリーマンならとっくに定年している年齢である。 映画業界ではしかしながら90歳を超えても監督をしている人がいたり、 現場スタッフをしている方が居る事を思うと、 歳をとってからじゃないと出来ないような複雑な要素も たくさんあるのだなということが実感として理解できた。 原さんは映画宣伝マンとして、 そして映画製作のプロデューサーとして本当に素晴らしい業績を残されている。 しかしながら、一介の個人でやるのには 映画のビジネスはコスト的にリスクが大きすぎる。 会社としてきちんと運営していくということは、 また別の観点と考え方マネジメントの仕方が大切なんだろうなあと思った。 会社経営と映画のプロデュースは似て非なるものであるのだなあと得心する。 原さんは、言う。映画製作は製作前に 事実を詳細に検証していくことでリスクが見えて来ます。 リスクが見えてくると、それはリスクとして捉えた リスクマネジメントが出来る。この状態になれば安心です。 そうでない人は闇雲に映画製作は何が起こるかわからないといって怖れている。 それはナンセンスなことであると。 実際的具体的な本書は映画プロデューサーへの、 本当にいい教材になると思った。
by haruharuyama
| 2008-12-18 10:43
| 読書
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