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3年くらい前まではこんなに、チケットの取れないような 劇団じゃなかった。 長塚圭史という名前が、 父親の長塚京三の息子というレッテルから離れ、 劇作家・演出家としての長塚圭史として 世間から認知され始めたのは、 2年くらい前からだろうか? 英国現代劇作家、マーティン・マクドナー作品の演出、 パルコプロデュースの「マイ・ロックンロールスター」の 作・演出などで一気にメジャーの仲間入りを果たした。 恐るべし、パルコプロデュース! 芸能人を、舞台に呼んでくる能力は高い。 パルコ劇場、シアターコクーンがその2大巨頭だろう。 芸能人を舞台に呼んでくることによって、 どんどんチケットの取れない舞台になってくる。 間近で、生身の芸能人を見たいという気持ちはわかる。 わかるだけに、芸能人が出演しているだけの 舞台にはして欲しくない。 面白い舞台なら、その舞台をきkっかけに、 さらに舞台好きな人たちが増えるのは間違いないから。 今回の公演も、水野美紀を初めとする、芸能人が出演している。 名脇役としての、猫背椿や峯村リエなどなど。 芸達者が脇を固め、体制は万全だ。 若いところでは、真木よう子が印象的だった。 この舞台は二部構成である。 第一部が圧倒的によかった。時代劇の設定である。 時代は江戸時代初期だろうか?生と性について語られる。 少子化政策が小さな村で執り行われている。 子供は3人まで、4人目の子供は間引きされる。 この設定で描かれるのが、セックスをすると子供が出来てしまう。 4人目以上の「子ども」は口べらしの為に 殺されなければならない。 しかし、夫婦は愛し合うがゆえにセックスをする。 この小さな村は、絶倫の男たちが歴史的に多い村という設定だ。 男たちは、「蛇」を食べ、精力をつけ、セックスをする。 その「思わずしてしまい、子どもを作ってしまう。」という現実と、 少子化政策の狭間で、村人たちはとまどい悩む。 愛することが強すぎると、不幸が生まれる。 愛するべきものが生まれることによって、不幸が生まれる。 このことを、逆説的に長塚圭史は提示する。 人間が生きていくということにとって、 普遍的なことを描いているからこそ、グッとくるものになる。 第一部で、中山祐一郎と長塚圭史が抱き合い喜ぶシーンがある。 「阿佐ヶ谷スパイダース」を長年一緒にやってきた コンビの凄さを感じる。 まるで「ダウンタウン」の松ちゃんと浜ちゃんのように。 長く同じ事を一緒にやり続けることの、 息の合い方が五感を通じて僕たちに伝わってくる。 そして、「阿佐ヶ谷スパイダース」は確固たる劇団となった。 まるで、その喜びとともに二人は抱擁しているようだった。 第二部はそれに比べると弱い。 山本亨演じるところの「佐久間」はお尋ね者。 さんざん悪事を働き、懸賞金が付き、侍たちが彼の命を狙いに来る。 彼は、悔い改め、過去の非道を後悔するのだが、 罪の救済の描かれ方が弱いのだ。 峯村リエがうまく絡んでくるのだが、 懺悔の気持ちになった動機が弱いので、 純なココロの持ち主(峯村)が対峙しても、 いまいち説得力が弱い。 ラストシーンの桜飛沫は圧巻。 加藤ちかの美術が素晴らしい。 ![]() ![]() ▲
by haruharuyama
| 2006-02-21 08:02
| 舞台
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