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満員劇場御礼座、通称「満劇」は、 大阪の大手広告会社の面々が中心となって運営している劇団である。 久しぶりの東京公演である。 以前、目黒のD&DEPARTMENTで行った公演から数年が経過している。 大阪公演も含めてだと年に1度くらいのペースで公演を行っている。 仕事をしながらもこのレベルの舞台を やり続けている根性に頭の下がる思いである。 一昨年の12月の大阪公演は思い出深い傑作だった。 今回はこのときの舞台の再演と 新作が追加されたものである。 満劇はいくつかのショートドラマ(コント)が オムニバス形式で上演される。 ここの劇団はこのようなスタイルが主流である。 出演者は2-3人。 こういったやり方が現実的なのだろう。 出演者と演出家が揃いやすいし、稽古をするのにもユニット毎に行える。 仕事をしながら、全員が揃って一ヶ月間、 稽古をやり続けるなどということは至難の業である。 大体1話20分から30分。 今回、6話分を一気に上演したので、 休憩5分を挟んで2時間45分の長丁場となった。 テーマはタイトルにもあるように「それは秘密です」。 何らかの秘密を抱えた者たちのショートストーリーである。 作・演出は、淀川フーヨーハイ(3話)、あべの金欠(2話)宮崎仁誠(1話)。 淀川フーヨーハイの脚本は、 中年男の哀愁が漂う感慨深い物語がベースにある。 年齢を重ねたものが直面するコトと、 彼らが捨てきれない煩悩をどうしようもないなあと思いながらも 愛情深いまなざしで見つめている。 それは、やわらかなペーソスに包まれ、 独特な間合いの演出も相まって、笑える現代的な舞台になっている。 少し、都会的で洒落ているのである。 ある知性が、 演出の奥ゆかしさを加速させている。 それを関西弁でやるのがいい。 関西弁でやる都会的な演劇はなかなかない。 ほとんどオンリーワンといっていいほどのポジションを確立している。 これは、ほんま、浪速のウッディアレンとちゃいますやろか? あべの金欠はもっとベタである。 新作「眼鏡」は中年夫婦の思い出を、 「献血記念日」は親子の関係を描く。 松竹新喜劇のような人情話の系譜がここにある。 再演「献血記念日」は傑作である。 キャストの組み合わせもいい。 父親役のライス大が本当にいい味を出すようになった。 この年齢でこのような味のある役者はなかなか居ない。 何故か、井川比佐志を思い出す。 これくらいボケを出せる役者は貴重である。 この父親を突っ込む息子役の堂島サバ吉がいい。 彼の突っ込みの間合いは天性のものなのか? その絶妙なタイミングが笑いを誘う。 演出をわかりやすくさせようというのは、 あべの金欠の狙いなのか? 音楽の挿入などが、ギャグなのか、 情緒的にするための方策なのかが分かりにくかった。 観客の想像力は この大きさの小屋なら十分に委ねられる。 この日は、公演前に降りだした雨が、公演中にいつしか雪に変わり、 劇場の外に出てみると、数センチの積雪となっていた。 静かな雪の降る中目黒商店街だった。 ▲
by haruharuyama
| 2008-02-10 10:52
| 舞台
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