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「次世代広告テクノロジー」は2007年8月の発行。 「次世代マーケティングプラットフォーム」は2008年10月の発行。 @ソフトバンククリエイティブ ともに、広告の未来は、広告の新たな展開は 、どうなっていくのかということを2年前にそして昨年に起きていたことを中心に予測されたもの。 この2冊、本屋さんでは並べられて売られている。 その戦略に完全にはまり二冊同時に購入。 ほぼ、同じ時期に読み終えた。 二冊を通じてかかわっているのが、時事通信編集局員の湯川鶴章。 湯川は1958年生まれ。カリフォルニア州立大学を出て、 地元記者から米国時事通信社へ。 シリコンバレーの黎明期からいまに至るまでの変化を見続けている人。 WEBを中心とした世界がシリコンバレーから始まり、 その世界は今もどんどんと進化している。 そして実際に現実ではどのようなことが行われてきたか? ということが具体的に語られている。 「次世代広告テクノロジー」では まさに今始まっているWEB関係での広告の方法について 各界のトップランナーが語っている。 「時事通信広告テクノロジーセミナー」での発表をもとに 活字にされたものなのでわかりやすい。 デジタルビジネスストラテジーズ社代表の 織田浩一は広告ビジネスコンサルタント。 あの「テレビCM崩壊」の監修もされている。 続いて、高広伯彦。博報堂、電通を経て、グーグルで現在広告営業企画をされている。 インタラクティブ系の広告で受賞多数。 そして、藤田晋社長率いるサイバーエージェントの須田伸。 彼は博報堂のクリエイティブを経て8年後にヤフーへ。 そしてその2年後の2002年に現在の会社へ。 その3人が順番に語られた内容の採録。 広告の到達度をどのようにして測るのか? その指標がマス広告にはない、というか出来ない。 しかしながらインターネットや携帯で行われる広告は個人を特定できる。 年齢、性別、極端な場合年収や家族構成まで。 ジョージオーウェルの小説「1984」みたいな恐ろしい個人の管理が行われているのでなく、 その個人にどれだけ到達できる情報をお届けするのか? ということがこれからのWEBでの広告の主体になるということである。 それが検索連動型広告というものになったり、 行動ターゲティングと称して、ある志向をもった特定の個人にフォーカスしていく コミュニケーションは効率的であり効く広告になっつたりする。 また、それとは別にPRの考え方が今後重要な指針になるだろうという事実も興味深い。 事実、SNSのコミュニティなどで広がるもの、 個人のブログで発信されたものから拡がっていくものが 我々の信頼を獲得していくというやり方が出て来ている。 アルファブロガーやPRをするマスコミなどにどのように掲載されるか、 どのような意見が書かれるのかは委ねられてしまうが、 その中で確実にいいものは、 マス広告をやらなくても売れていくだろうということが この世界では起こりえる。 本書は第2章でさらに突っ込んだ現場の方々の話を掲載している。 ゲーム内広告、コンテンツ連動広告、日本での行動ターゲティング広告、 リスティング広告、PR2.0。 行動ターゲティングを活用した広告評価、そしてSEOからLPOへ。 SEOとはSearch Engine Optimizationである。 検索すると上位に出るようにするのがSEO。 LPOはさらに一歩突っ込んだ考え方。 Landing Engine Optimizationと言って、 WEBの開始ページからいかに上手に完了ページまで進んでいくのかということ。 ネット通販などで言えば、レジに進んで決済する、までに至ること。 そうして初めて売上が達成できる。 決済のところまで、顧客にとって気持のいいプロセスを考えようということ。 本書で語られているのはWEBを使ったコンピューターテクノロジーによって 広告マーケティングがどのように変化していっているのかという事実。 決して、それをどう表現するのかというような コンテンツの部分に関与されるものではない。 それを、さらに突き進めたのが「次世代マーケティングプラットフォーム」。 本書は湯川鶴章が全編にわたって書き下ろしている。 帯にはこう書かれている。 「広告の周縁が終焉を加速する。」 ここで書かれていることは、広告はクリエイティブな部分と それをどのように展開していくのかという仕組みを作る テクノロジーの両輪によって運営されることになるだろう。 そして、これから大きな利益を得るものは そのテクノロジーの仕組みをデファクトスタンダードにすればいいということ。 そこの仕組みの現実的に起こりつつあることが本書では書かれている。 これをどこが、どのように開発していくのかで 広告業界、いや情報産業業界と言った方がいいのかもしれない、 の覇者は大きく変化していくだろう。 1章2章では前著と同じようなWEBを中心とした マーケティングテクノロジーについて、 3章ではデジタルサイネージについて語られる。 ここで「WEBが街に飛び出した」という見出しがあり、 ある種わかりやすい言い方だなと思った。 4章ではリアルとネットの融合ということで 携帯電話を使った個人にフォーカスしていく広告について。 まとめで、広告業界のコアになる部分について書かれている。 広告業界にとっての中核業務は、クリエイティブな広告の創造ということになる。 今まで、メディアを買ってそれを広告主に売りマージンを取ってきた という商習慣は崩壊するのかも知れない。 外資系広告会社は以前からやってきたことなのかもしれないが、 そのメディアを買ってうんぬんというビジネスモデルは 新たな広告テクノロジーの出現によって覇者が交代する可能性もある。 しかしながら、高いレベルでクリエイティブを生み出す能力のある人たちは 確実に生き残り今後さらに重要な人材として必要とされるだろう。 必要とされる能力を持ったものか、単なる既得権益に乗っかってきたものだったのか といいう厳しい選別が始まる。 ▲
by haruharuyama
| 2009-09-04 07:43
| 読書
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