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あの名作アニメ「時をかける少女」を作った細田監督の最新作。 人気ブログさとなお.comの「さなめも」にも 強力おすすめと書かれてあったので見に行った。 新宿バルト9は、満席に近い状態だった。 細田守のオリジナル原作の映画化である。 前作の「時をかける少女」も細田監督の手によってストーリーが オリジナル作品のように変更されており、 そのことがあのアニメ作品をより魅力的にしていった。 今回は、さらに細田監督が日頃考えていたり思っていることが 映画になっているのだろうか? ある女子高校生が信州の上田にある実家に帰って、 90歳の誕生日を迎える祖母のお祝いに行く。 その際にアルバイトとして、同じ物理部の後輩の男子を連れていく。 この映画の世界では グーグルのようなネットの世界を統合する大きなプラットフォームが あちら側の完全な標準となっている。 仮想都市OZと呼ばれている。 ここで様々な情報のコントロールが行われ数十億人の人々が ここのアカウントを持ち実際の生活とリンクさせながら利用しているという設定。 近い将来このような仮想空間が あちらの世界に生まれるかもというリアリティがこの映画の現在性を感じる。 細田監督の出身、東映動画の所在地、大泉学園からOZという名前は来たのだろうか? その仮想都市はデザインされた素晴らしくも奇妙な世界。 細田監督がアニメーションを手がけた村上隆の森ビルのプロジェクトなどに 代表される作品の影響がみられる。 アートディレクションされた感覚がこの仮想空間を魅力的なものにしている。 パソコンや携帯や任天堂のDSなどなどをつないであちらの世界とつながっている現実。 そして、一方ではリアル世界というものがあり、 そこでは、戦国時代から相も変わらずの生きる営みが行われている。 彼女の実家は信州・上田にある。 地元の名家であり、戦国時代のお殿様でもあった陣内家。 ものすごく広い敷地に、無駄な部屋が一杯あると思えるくらいの旧家が建っている。 夏なので雨戸やフスマなどは開け放たれ、 簾がかかり、夜は蚊帳を吊って、寝る。 そんな生活。 また、敷地内で取れる旬の野菜を作って食べる。 90歳になる祖母がいい。 かくしゃくとした祖母は武家の妻らしく高潔で志が高い。 本質を見抜き、遊び心もある。そんなおばあちゃんである。 声の出演は、富司純子。 アニメの声優初挑戦。 仮想空間OZのシステムが異常を起こす! すべての場所の機能がストップしマヒを起こし渋滞や混乱を引き起こす。 その時の祖母の対応がいい。 黒電話をおもむろに取り出して、各界の要人に電話して、語る説得する。 その言葉と生きざまに感動する。 人さまの役に立つために身を粉にして動く。 そのことが陣内家の誇りでもある。 祖母の誕生日に集まってくる人は膨大である。 大家族が一斉に。 そして世代を超えてみんながわいわいとしている。 そのリアリティとあちら側の世界(仮想空間OZ)の対比が面白い。 結局、人は人とつながりながら生きているのだということが、 この映画から真摯に伝わってくる。 決して理想論ではなく。 そして、多くのものたちと食事をするということが、どれくらい素敵なことか! ということがわかる。 ラストの大どんでん返しには、そのメッセージが色濃く感じられ、純粋に感動する。 映画館を出るときに本当にワクワクした気分になることが出来た。 アニメの傑作が誕生した。 細田守の今後が本当に楽しみである。宮崎駿を継ぐものか? ▲
by haruharuyama
| 2009-09-19 08:44
| 映画
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Comments(2)
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