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金曜日の夜、突然Tディレクターから携帯にメールが来た。 明日のこの公演に行けなくなった人が出たと! もしよかったら、どうですか?とのこと。 Tさんはダンス関係の舞台をかなり見ていて、 今回のこれもかなりのお勧めだと言う。 まったくノーチェックだったのだがこれも縁だと思いさいたま与野本町へ向かった。 Tさんと同じ電車で駅に到着する。 Tさんはバレエとコンテンポラリーダンスを月に数回は見ており、 ときどきバッタリと顔を合わせるのもこうした公演である。 そしてTさんの元同僚である制作会社に勤めている女性も一緒。 実は彼女が今回のチケットをとってくれたそうである。 ありがとうございました。 15時開演。凝縮された60分の舞台だった。 ショートパンツとタンクトップというダンサーの姿が 体操の競技やユニクロの下着の広告を思い出す。 ただし、色使いがアースカラーでシック。 白い何もない舞台に渋く映える色味である。 ダンサーは男性5名女性5名という構成。 みなそれぞれ、しっかりした身体を持ち、その身体が小気味よく動く。 静かに舞台は始まる。そしてみなで ボウリングのピンのように並び上半身だけで激しい動きをする。 ここで使われている音がまた独特であった。 作曲・演奏はマキシム・ワラット。 ここで使われている声も特徴があり印象に残る。 ダンサーたちはその音に呼応するかのように 身体を、時にはユニゾンで時には各々が違う動きをしながらゆるやかに連関していく。 この舞踊団は1964年、 マーサ・グラハムとバロネス・バットシェバ・ド・ロスチャイルドによって設立され、 テルアビブを本拠地とする。 イスラエルはコンテンポラリーダンスが盛んらしく 多くのカンパニーがあり様々な場所で公演が行われている。 ユダヤ人はこうしたものが好きなのか?たまたま? それともイスラエルの国の戦略?などといろいろなことを考えてしまう。 イスラエルには徴兵制がある、男女ともにあるというのが特徴的。 25歳の時に中国を1カ月間バックパック旅行をした際に 広州でレオラという女性と知り合った。 彼女はユダヤ人でイスラエル出身だった。 ドミトリーは男女混合の相部屋で、彼女もそこに宿泊していた。 その激安ドミトリーに70歳くらいになるおばあちゃんも宿泊していた。 そのドミトリーの近くにホワイトスワンホテルという高級ホテルがあり、 おばあちゃんは「あそこに泊るのが夢なのよ!」と語ってくれた。 デンマーク人のおばあちゃんが未来の夢を語るのが印象的だった。 いったい人はいくつまで未来を語るものなのだろう? レオラとおばあちゃんと日本人男性(名前を忘れてしまった。)と僕の四人で 近所の食堂でご飯を食べたりした。 トマトと卵をニンニクで炒めただけの総菜が こんなに美味しいのかと驚いた記憶がある。 レオラはその後、香港に。 僕も日本に帰るために数日後、香港に船で移動した。 そこでレオラと落ち合おうと約束したので、連絡をとってみた。 うまく連絡が取れ、僕たちは、また一緒にご飯を食べに行った。 彼女には随分と英語を直され教えてもらった。 そのときに彼女がイスラエルには徴兵制があり 軍隊にしばらくいたことを教えてくれた。 女性に徴兵制があることを知り驚いたとともに レオラの逞しさはそんなところからも出ているのか!と思った。 香港でスヌーカーというビリヤードみたいなゲームを一緒にした。 彼女は根気よくゲームのルールを教えてくれた。 その後、日本に帰ってしばらくすると、レオラから手紙が届いた。 彼女は今、オーストラリアに居るという。 こうしていろいろな場所を旅行する欧米人が少なくないことは知っていた。 レオラとはそれっきりだが、彼女はイスラエルに戻ったんだろうか? と久しぶりにあの頃のことを思い出した。23年前のことである。 天安門事件は、その後に起きた。 ダンスは印象的なパートが幾つかあった。 一番印象に残ったのはカウントが繰り返される音に合わせてダンサーたちが踊るシーン。 一つずつカウントが増えていく。「ウノ、ドエ、トウ、カトル!」というように カウントがひとつずつ増え、それが10になるまでが繰り返される。 繰り返されることの効用は多い。 この言葉は「ワラッティ」という特別な言葉だそうである。 また、大きな音で機械的な効果音が鳴り響き、 その音に合わせてダンサーが動くシーンも面白かった。 まるでアニメーションのキャラクターに効果音をつけているような 気持ちになった。 ▲
by haruharuyama
| 2010-04-18 10:01
| 舞台
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