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TBSとアップフロントエージェンシーが参加してますます大きくなった 今回の、大人の麦茶。 実は、本公演は3月に行われる筈だったもの。 震災で公演が延期となり9カ月後の12月に公演が行われることとなった。 チケットは売り切れで当日券もすぐになくなるという状態。 物販もどんどんと売れ、ものすごい人気である。 ハロプロエッグと℃-uteのメンバーが中心となり、 脇を「大人の麦茶」のベテラン俳優たちが固め、 そこに、さらに若手の俳優たちが参加している。 舞台は題名通りの「1974年」の東京? そこである事件が起き、兄貴が失踪する。 父親と二人だけになった娘(岡井千聖)は 詰襟の学生服を着て男子として暮らして行く。 岡井は貧乏で学校に行けないのだが 自分の実力を試すためにある高校の替え玉受験をする。 そこで出会ったのがお嬢さまで何不自由ない暮らしをしている中島早貴。 彼女は岡井に恋をする。ボーイミーツガール。 そして男の子だと思っていた岡井は女子だった。 あの時代の少女漫画を思い出す。 70年代の少女漫画は夢に満ちあふれていた。 何でも夢がかなうかも知れないと思えた時代。 女の子が男の子と出会って恋をする、ただそれだけ。 そのシンプルな構造が現実だった時代。 少年漫画も巨人の星や、明日のジョーみたいな貧乏な人たちが のし上がって成功していけるお話が共感を持って受け入れられる。 そんな時代だった。 作・演出の塩田泰造はそういったシンプルで純粋な人々をてらいなく描く。 ある夢物語のような世界が現実にあるかのように。 あの時代のことや大人の事情などを全部知った上で そういった要素を戯曲に織り込みつつ…。 現実のえげつない部分がときどき岡井の父親の口を借りて出来る。 「男だったら『マグロ漁船』で働かせた。」などの台詞である。 その大人の持っている現実的な毒と ピュアでストレートな男の子と女の子たちが対比的に描かれているのが興味深かった。 また塩田は岡井の替え玉受験をしている男の子に「ワタナベノボル」という名前を登場させる。 本人に確認したわけではないが明らかに村上春樹の小説に良く出てくる登場人物である。 塩田泰造の村上春樹へのラブレターなのだろうか? 本作は、アップフロントなどで芸能活動をしている子たちへのエールにもなっている。 アイドルになるための番組に出て、TVで失踪した兄貴を呼び戻したい。 そのために中島と岡井は二人組のアイドルユニットとして「スター誕生」的な番組に出演する。 中島の学校は学則が厳しく在学中に芸能活動をすると即退学である。 いまも、そうした学校はいくつもあるらしい。 それにもかかわらず彼女はその番組に出演してアイドルになる。 エンディングシーンが印象的である。 突然音楽が止まり。過去を振り返る。 そうして中島はアイドルになったことを後悔していない、と。 とても演劇的なエンディングだった。 ▲
by haruharuyama
| 2011-12-19 09:33
| 舞台
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