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ラース・フォン・トリアー監督最新作。 「色情狂」という意味の映画タイトル。 英語だとよく分からないが、日本語にするとリアリティがあり「ドキッ」とする。 シャルロット・ゲーンズブール演じる「JOE」という女性の 物心ついた時から50歳になるまでの自らの「ヰタセクスアリス」を 赤裸々にある男に語るという形式で映画が進んでいく。 難解なところはなくセンセーショナルでインモラルなテーマを 敢えて画面に提示する。 セックスを描くということはある種、生きる ということを描くことであるし、人間の根源的な欲望が そこにあるからなぜかあっけらかんとした感じを受けた。 隠微な世界などというが その世界があっけらかんと映像化されることで、 ここまで探求心を持って多くの男性とポジティブに交わっていく女がいるのか?とも思う。 もちろん、ラース・フォン・トリアーの作った 大人の残酷童話でありおとぎ話であるので、 こんな人はいないのかも知れないが。 舞台は英国と思われる。 「ポンド」紙幣が登場しみんな英語を話すから、多分そうなんだろう。 各章に分かれて順番だって映画は進んでいく。 「性器」とその感覚にとても興味のある女の子。 床にこすりつけたり、ロープを股の間に挟むことによってなんか特別な気持ちになる、 という幼少期の記憶から始まり。 ロストバージンのシーンが描かれ、 そこから一気呵成に多くの男たちと交わる経験談が描かれる。 ある列車のA駅からB駅に到着するまで、 いかに多くの人と交わるか?というゲームを「ジョー」とその女友達である「B」は敢行する。 その章のタイトルが「釣魚大全」。 釣りの古典的バイブルと言われる魚釣りを哲学的に論じたものと 列車内での男たちを釣り上げる行為が対比的に描かれる。 シャルロットが初老の男性に話をするという形式で、 過去の記憶を語りながら物語は進んでいくのだが、 その初老の男性の博識が彼女の行っている 「色情狂的行為」をある種の「哲学的な行為」に変えていく。 これはラース・フォン・トリアーが確信的に行っていることなのだろうか? この人は実はインモラルだけど笑いの才能があって 彼がそれを表現するとこうなるの?と思って見ていた。 それは大笑いというものではないのだが、 なぜかトホホホと笑えてしまうような印象のもの。 音楽理論に重ねた章も面白かった。 そして、あるエピソードで 妻子ある男の物語が語られる。 その男は彼女のために妻子を捨ててやってくるのだが、 ビリーワイルダーが1950年代に描いた お色気ロマンチックコメディの ラース的解釈のブラック赤裸々お色気コメディとでもいうものだろうか? 1部の2時間近くかなり面白く刺激的なエピソードがいっぱいで楽しめる。 第2部は11月公開という。 出来ることなら一気にみたいなと思いながら劇場を出て行った。 ![]() ![]() ![]() ▲
by haruharuyama
| 2014-10-25 07:48
| 映画
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