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山形もこの日ようやく晴れる。上着のいらない温かさ! 朝6時半起床!このブログを作成。書くのに以外と時間がかかる!1時間30分! ![]() その後、ホテル(ステイイン七日町)の朝食! ここは芋煮ではなく豚汁!おかずや生卵のと一緒にご飯を おいしくいただくことができた! このホテルはメイン会場に近くほとんどの宿泊客が映画祭の関係者と思われる。 朝食は客室や廊下の広さとは逆に、こじんまりとした場所でいただく。 ![]() 朝の10時~原一男監督の23年ぶりの長編新作の上演! 原監督の前作は「全身小説家」だった。 新作の題名は「ニッポン国VS泉南石綿村」!という。 山形で生涯を終えた小川 紳介監督の「ニッポン国古屋敷村」のパロディみたいな題名である。 私がこの映画祭に興味を持ったのは仕事でまさに「ニッポン国古屋敷村」の撮影を 担当された田村正毅(たむらまさき)さんとご一緒させていただいたことが きっかけになっている。 本作は大阪の泉南地区のアスベスト(石綿)被害を、 国を相手取り裁判で戦った約8年半の記録である。 石綿被害は潜伏期間が20年と長く、発症してから 呼吸器の不全で長く苦しむらしい。 その当事者と亡くなった遺族の方々たちが原告団を結成し 弁護団の弁護士たちと一緒になって国を相手に訴訟を起こす。 現代の日本の状況がこの映画を通じて浮かび上がってくる。 地裁から高裁そして最高裁へと長く時間のかかる裁判制度! そして、制度を守るために個人とその感情が切り離されてしまう仕組みが ここから見えてくる。 感情をぶつけることをなぜしちゃいけないのか? と原告団のリーダーの一人でもある井岡さん(?)は怒る。 怒りながら行動する、それをカメラが追いかける。 特に後半はそれが爆発する。 弁護団と意見が合わずもめる。でも井岡さんは自分の信念に従って行動する。 ![]() アフタートークで原監督がおっしゃっていたが 井岡さんは原監督の映画「ゆきゆきて神軍」の奥崎謙三に印象が似ていると 良く見た方から言われるらしい。 しかし圧倒的な違いは、井岡さんは最後には結局いい意味で 妥協するというところ。それが井岡さんの素晴らしく素敵なところだとおっしゃった。 奥崎謙三は誰の言うことも聞かず突っ走る。 井岡さんの知性はそれを許さないのだろう。 そんな井岡さんも含めて多様な原告団と弁護団そして原一男率いる映画団が 一緒になって進んでいく。原監督は三すくみとおっしゃっていたのが面白い! これから日本でも始まるだろう多様性を尊重しながら生きていかなければならないという 私たちの未来のお手本となるような、そんな仕組みがこの集団にはあった。 そして匿名で個人が見えてこない、官僚の方々や司法の方々との やりとりとの対比がとても面白かった。 厚生労働省に日々お話に行き何と21日間通い続けた原告団の熱量に圧倒される。 アフタートークで弁護士の先生がおっしゃっていたのだが、 原告団の彼らもこの裁判を通して第三者に訴えかけることができるように変わっていったのです!と。 あっという間の3時間35分だった。 本作は2018年3月にユーロスペースで公開されるらしい! アフタートークが6階から4階に移動して延々と続いた。 ![]() ![]() 少しの休憩の後、さらに長い映画の上映を見る。 フィリピンのルソン島スービック湾が舞台。 「航跡(スービック海軍基地)」 米国の駐留していた海軍基地が撤退しその跡地に残された 遺留物から様々な有毒物質などが検出されている。 その被害を発端に1901年前後にスペインの植民地から独立させたとの 名目で米国はフィリピンに侵略し莫大な人々を虐殺し田畑を焼き払い、 住居を破壊していったらしい! 米国は日本軍が占領していたのを第二次大戦後取り返してくれたとの 認識が普通らしいのだが、 そのさらに根っこにはこうした侵略の歴史があることを ここで再発見し提示する。 1901年前後の話と現在の話が交錯しながら描かれる。 現在は米国が遺したと思われる有毒物質などで健康被害が出ている人たちにも カメラは目を向ける。 障害を持って生まれた子供とくらす一家の様子を延々とカメラは記録する 。また反体制の革命家の人たちの歴史にも言及する。 これを見ればフィリピンのスペインの植民地支配後から現在までのことが見えてくる。 上映時間277分!4時間37分! 長時間の映画を2本見て頭がへろへろになりながら ゆらゆらと歩いて駅前の山形牛の焼き肉店「大雅」へ! ここでTさんと妻と合流。 この日はお店が混んでいて、たまたまテーブル席が空いていてよかった。 2年前にこのお店がやっていなかったのは ご主人さんが2年前のこの時期体調を壊されて2か月療養をされていたと聴いた。 そこから回復されて「大雅」の看板も新しくなり新たな再出発を見ることが出来て嬉しかった。 いつもの豚足と焼肉!ロースがいい!朝日町のワインと一緒にいただく。 ![]() 2年後の再会を約束して、 3人でタクシーに乗って映画関係者が集まる交流の場となっている「香味庵」へ! お漬物屋さんの倉を改装したこの場所は毎回映画祭関係者が夜に集まる場所となっている。 開始は22時~26時と本当による対応の場所! 10時過ぎに行ったのだがもうテーブルのある席は埋まっていた! 飲み物を1本とおつまみが500円の入場料と引き換えに受け取り中に入る、 早い時間はお漬物や芋煮などもふるまわれ自由に食べることが出来る。 1時間ほどいて外に出ると 何と道路には映画関係者がたくさんいて立ち話をしているのだった。 ▲
by haruharuyama
| 2017-10-09 09:14
| ドキュメンタリー
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