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◎舞台芸術 極私的ベスト2017
今年の演劇界の大きなトピックスとして 平田オリザ(青年団)の第一子誕生がありました! 私と同い年でパパデビューなんてとても嬉しいじゃありませんか!? と同時に、青年団が兵庫県の豊岡市に拠点を移すかもしれない というニュースも話題になりました。 演出部所属の鏡味史子が主宰している「アゴラの人々」でも そのあたりの記事を読めるかも知れませんね。
また、「ワンピース歌舞伎」の新作や宮城聡の「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」の 歌舞伎公演!「子午線の祀り」などを野村萬斎が上演と、 伝統芸能の世界にも新たな風が吹き始めています。 木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一のような人が多く輩出されていけば 新たな舞台芸術の可能性が開けていくのではないでしょうか? 落語の世界も「昭和元禄落語心中」などの漫画やアニメ、 そしてNHKでは「超入門!落語The movie」などで伝統芸能の垣根が、 ぐんと下がった年でした。 この番組はエミー賞にノミネートされたそうです!
今年も素敵な舞台を見ることが出来ました。 すべての演劇関係者に感謝です。 もっとも経済や時間効率の悪い芸術作品でもある舞台芸術は、 実は最も観客の深いところまで刺さる芸術作品になることがあります。 どのような時にそうなるのか?はわかりません。 演劇ファンは舞台を見続けることによって 素晴らしい「その場に遭遇する」体験を繰り返したい! というのが舞台芸術鑑賞の 最大の魅力ではないでしょうか? 今年もトップランナーとして 優れた作品を輩出し続けた舞台人が何人もいました。
1、 「天の敵」イキウメ(@シアターイースト)
イキウメの前川知大さんはその中でも今年のベストオブベストだったのではないでしょうか? 紀伊国屋演劇賞を受賞されたのでその評価は多くの人が知るところとなりました。 知的好奇心を心の内奥まで潜って刺激する作家としてとても優れた仕事をされています。 また10年以上この劇団員として参加してきた俳優たちの円熟ぶりも 素晴らしいです。 あのキャストでないとああはならなかっただろうという シチュエーションがいくつもあり、 まさに演劇の一期一会性を体現するものでもありました。 (他のイキウメ作品「散歩する侵略者」@シアタートラム)
2、「Ballo ロミオとジュリエット」CHAiroiPLIN (チャイロイプリン)(@東京グローブ座)
スズキ拓郎という演出家であり振付家でありダンサーである方がいます。 コンドルズのメンバーでもありますのでコンドルズファンなら 知っている方じゃないでしょうか? 彼は「CHAiroiPLIN」(チャイロイプリン)というユニットを作って 若い俳優たちと制作活動を行っています。 そのスズキさんが「グローブ座」という大きな小屋で公演を行いました。 しかも入場料が2017年にかけて2017円! 「ロミオとジュリエット」をこのように作るのか?!!! と驚きました。 1996年の米国映画、バズ・ラーマン監督の 「ロミオとジュリエット」を見た時と同様の斬新さを感じたのです。
3、「Sheep Sleep Sharp」マームとジプシー(@ルミネ0)
藤田貴大の今年の仕事はほとんど拝見することが出来ました。 独特な詩情をたたえる藤田さんの世界が好きな人たちが 固定ファンとなっています。藤田さんのものだけを見る方もいるらしく、 洒落た洋服を着たセンスのいい方が たくさん劇場にいらっしゃいます。 ミナペルホネンやsuzuki takayukiなどのデザイナーが参加し、衣装を提供し フォントやチラシなどのデザインを ブックデザイナーの名久井直子が手掛けるというように 多くの才能ある大人たちが彼と彼の作品に興味を持っています。 その中でも5月の連休にルミネ0でみた「Sheep Sleep Sharp」は 強烈な読後感を残してくれました。 そして、いつも思うのですが女優の「青柳いずみ」抜きには マームとジプシーは語れない!そんな気がします。 (他の藤田貴大作品「ハロー・スクール・バイバイ」@さいたま芸術劇場、 「ひびの、ひび3×3=6月。9月じゃなくて」@VACANT、 「IL MIO TEMPO」@さいたま芸術劇場、 「ぬいぐるみたちがなんだか変だよと囁いている引っ越しの夜」 マームと誰かさん@VACANT)
4、「60’sエレジー」劇団チョコレートケーキ(@サンモールスタジオ)
劇団チョコレートケーキもこの数年精力的な活動をし、 傑作を毎回制作し続けています。 最近では劇作家の古川健さんが他劇団に戯曲を書き下ろしたり、 演出の日澤雄介さんが他劇団の演出に駆り出されたりといった活動も増えています。 忙しく量産する時期があり そのレベルが高い劇団やその作家・演出家はある時代を作っていきます。 彼らもいままさにそうした時期になるのでしょう! あとは「継続は力なり」を実行するばかりです。 今年の新作の「60´sエレジー」をここに挙げたいと思います。 硬派で社会派というラベルを貼られると、 敢えてこうした人情話の作品を持ってくることが 芸術家らしい制作態度ではないでしょうか? 既存のものを壊しつづけながら前に進んでいく、 そんな感覚を受けました。 (他の劇団チョコレートケーキ作品「あの記憶の記録」「熱狂」@シアターウェスト)
5、「相談者たち」城山羊の会(@三鷹市芸術文化センター星のホール)
作・演出の山内ケンジさんは広告業界の人が知っている人から、 いまや演劇業界から映画業界の多くの人が知る人となりました。 山内さんは、その才能とそれを活かすために「人生の覚悟」を したからこそ現在の山内ケンジとなったのではないでしょうか? 五十歳代半ばで「岸田戯曲賞」を受賞して、 映画も毎年のように作り続けておられます。 その山内さんが三鷹市芸術文化センターで今年も新作を上演してくれました。 三鷹と言えば森元さん。 この劇場の職員でもあるプロデューサーの森元さんが 「城山羊の会」では必ず何らかの役が割り振られ、 それがお約束のようになっています。 今年も森元さんが劇冒頭で演じます。 その微妙な観客席との距離感と違和感がまさに山内ケンジの世界なのです! そして観客はすんなりとその世界に! 今年見た中で最も声の小さな演劇でもありました。(笑) (他の 山内ケンジ 作品 映画「At the terrace」)
6、「アンネの日」風琴工房(@三鷹市芸術文化センター星のホール)
風琴工房は今年の12月に風琴工房最終公演を行いました。 詩森ろばが描く世界は確実に世界を描く戯曲力とともに、 演出の技術の向上に伴いさらなる進化を遂げています。 なのに、今なぜ最終公演??? 実は、詩森さんは来年劇団ユニット「serial number」と言う名前で、 新たな出発をするのです! しかしながら今年も力作が満載の詩森ろば作品。 社会人経験を活かしたリアルな社会人の世界を描けると言う意味では 、演劇界の池井戸潤(笑)!の地位を 確立しているのではないでしょうか? (他の風琴工房作品「Penalty Killing」@シアタートラム、「ちゅらと修羅」@ザ・スズナリ)
7、「隅田川・娘道成寺」木ノ下歌舞伎(@こまばアゴラ劇場)
木ノ下裕一さん率いる木ノ下歌舞伎も精力的な活動が目立った年でした。 そして木ノ下さんの舞台を見ると歌舞伎の持つ猥雑さや熱量が伝統芸能の型と 相まって新たな価値を私たちに見せてくれます。 そういう意味では伝統芸能を現代演劇の形を変えて読み解いてくれる 唯一無二の劇団なのではないでしょうか? 「面白いですよ!」と木ノ下歌舞伎をおススメすると 特に歌舞伎ファンの方がリピーターになっていかれます。 根源的な歌舞伎の魅力を伝えているという 一つの答えがここにあるのでしょう! (他の木ノ下歌舞伎の作品「東海道四谷怪談」@あうるすぽっと、 「心中天の網島」@のげシャーレ)
8、「チック」(@シアタートラム)
小山ゆうなさんは、ドイツの演劇を演出するのに 欠かせない才能ではないでしょうか? その小山さんが演出家としてそして同時に上演台本の翻訳家としての 成果が出た舞台作品が上演されました。 その評価は小田島雄二賞をはじめとして 世間で認められることとなりました。 小山さんのポップで明るい演出は今どき珍しい演出スタイルかも知れません。 しかし、見終わってさわやかな気分になる舞台を演出することは、 これからの世界に向けて大きな勇気を与えてくれるのではないでしょうか? (他の小山ゆうなの作品「緑のオウム亭」@小劇場B1、「山歩き」@エノキザカスタジオ)
9、「キャバレー」@六本木EXスタジオ
松尾スズキ演出のこの舞台は、まさに長澤まさみが演劇界にとって 重要な存在になるのではないか? そして彼女の歌唱力はその肢体の美しさ以上に 貴重な女優さんとなるのではないか?と思わせてくれる舞台でした。 そして、この舞台の衣装をすべて手掛けたスタイリストの安野ともこさんの仕事にも脱帽です! TVCMはもちろんですが、本作やその他の演劇、 そしてドラマ!特に「監獄のお姫様」の仕事にも感動しました! 安野さんは下着のブランドなども運営されており、 まさにこれからのスタイリストとしてののマルチポートフォリオワーカーの 先駆けとなるような活動をされています。 その体力と努力に感服です。
10、「痴人の愛」ブス会10周年記念公演(@こまばアゴラ劇場)
ブス会が10周年だそうです! 出版社のリトルモア地下のスペースから始まった公演。 AV・映像監督であるペヤンヌマキと同じ 早稲田の学友でもある安藤玉恵の二人が ガチンコで向き合い新たな形の「ブス会」を模索した一作となりました。 新しいことをやってみようという勇気は いつまでも若々しくいられるための秘訣です。 そんな濃密な舞台を 濃密な空間のこまばアゴラ劇場で見ることが出来ました。
11、「鳥の名前」赤堀雅秋:作・演出(@ザ・スズナリ)
赤堀正秋も演劇界になくてはならない貴重な人財です。 確実に人の気持ちの中に入り込む戯曲が欠けるチカラは 映画の脚本にも応用されています。 そんな赤堀さんをみんなで応援したいと思います。 鳥の名前は久々のスズナリでの公演でした。 あの空間で見る赤堀作品の贅沢さがありました。 あの独特な「間」はまさにオリジナル! (※時間の関係で「流山ブルーバード」に行けなかったのが悔やまれます。)
12、「今がオールタイムベスト」玉田企画(@アトリエヘリコプター)
玉田企画もコンスタントにシュールで笑える作品を作り続けています。 玉田貴也という永遠の青年のような劇作家が思春期の少年の物語を書くと 「ジャストミート!」の音が聞こえてきます。 大人になりたくなかったすべての大人たちが見て 大笑いできる玉田さんの才能に来年早々も出会うことができます。
13、「ちょっと待って下さい」ナイロン100℃(@本多劇場)
大学生になって見始めた演劇!社会人になってからは 観劇本数が減っていきました。 そして1995年に演劇を再びたくさん見るようになった 最初のきっかけはナイロン100℃のKERAさんの舞台でした。 「フローズンビーチ」を見て、 こんなに面白くナンセンスでシュールな笑いに満ちた劇団があるのか!? と感動した記憶があります。 そしてそれから20年以上が経ちましたが、 そのシュールさは今も変わらず、 さらに深さが加わり複雑なハーモニーが奏でられるようになってきました。 本作もその中で新たな「不条理喜劇」を模索するKERAの 冒険が見えてきました。 そして、それを支えるナイロン100℃の劇団員と客演がすごい!
14、「わたしの星」ままごと(@三鷹市芸術文化センター星のホール)
柴幸男は地方に住み込んでの創作などを行って精力的に活動されていました。 その成果を東京で見ることが出来ました。 あまり経験のない学生や俳優たちと一緒になって どうしたらベストの演劇が創作できるか?を 試行錯誤した結果が舞台の上で発表されました。 演劇の根源的な意味がそこにはあるのではないでしょうか? 高校生が夏休みをすべてこの公演に捧げた経験は 必ず彼らの人生に活かされることでしょう! それは、藤田貴大がさいたまで上演した「ハロー・・スクール・バイバイ」も同様です。 (他の柴幸男の作品「わたしが悲しくないのはあなたが遠いから」@シアターイースト)
15、「円生と志ん生」こまつ座(@紀伊国屋サザンシアター)
演出家でもあるラサール石井だからこそ、 できたキャラクターがこの「志ん生」の役どころだったのではないでしょうか? 演じ手でもあるけど創り手でもあるという感覚がないと 噺家を演じるのはとても難しいのかも知れない!と感じたのでした。 それは噺家さんが自分で演じ演出するから? 宮藤官九郎脚本の2019年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で ビートたけしさんが「志ん生」の役を演じると聴いて、 その演技をとても楽しみにしております。
16、「怪談・牡丹燈籠」オフィスコットーネ(@すみだパークスタジオ)
噺家、圓朝の傑作「怪談・牡丹灯籠」を 夏の暑い日にすみだパークスタジオで見たこと。 そして、斬新な演出を森新太郎が手掛けたことが とてもいい相乗効果を出しました。 するどい切れ味の演出は、演劇でしか体験しえないことを作り上げました。 17、「不埒」トラッシュマスターズ(@駅前劇場) 中津留章人のトラッシュマスターズは「駅前劇場」がいいです! 濃密な空間は中津留の描く 社会に対する批評性に対しての感応力が強くなります。 本作品は企業の不祥事を描いています。 そしてこの舞台以降、本当に多くの企業の問題が発覚し拡がっていきました。 日本企業のガバナンスをこれからどのようにしていくのか? が問われる時代にこんな舞台が登場したのです。 (他の中津留章人作品「たわけ者の血潮」@座・高円寺)
その他 展覧会
「安藤忠雄展」(@新国立美術館) 「奈良美智展」(@豊田市美術館) 「草間弥生展」(@国立新美術館) 「ジャコメッティ展」(@国立新美術館)
国立新美術館が頑張っています。 美術館がどのような企画をするのかで、 その美術館のブランドが作られていくのでしょう。 MOMAで行われた「コム・デ・ギャルソン展」にはとても興味がありました! 日本でもやってくれへんかなああ?
ということで、以上2017年極私的ベストでした!
みなさまも良いお年をお迎えください! ![]() ![]() ![]() ▲
by haruharuyama
| 2017-12-28 16:03
| 舞台
|
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◎映画 極私的ベスト2017
今年も、昨年に続き、熱心に映画を見た年ではありませんでした。 映画を見る方法も多様になりました。 映画館で見る場合(しかもIMAXから3D、2Dの吹き替えまで選択肢が増えています)。 DVDをレンタルして見る場合。 動画配信サービス(現在は「アマゾンプライム」で見ています)で見る場合。 BS放送などでの映画を録画してHDDレコーダーで見る場合。 飛行機の中で見る場合。などなど。 映画館で見ることの素晴らしさはやはり何物にも代えられません。 しかも55歳になるとイオンシネマは1100円! ベネフィット・ステーションという会社の福利厚生サービスを利用すると 多くの映画館で1400円くらいで見られるようになりました。 今年の映画業界は「洋高邦低」となり 昨年までの「邦画」人気を覆すこととなったそうです。 とは言え、インディペンデント系の日本映画で面白いものもありました。 本数が少ないのであまり大きなことは言えませんが、 今年公開の映画で、映画館で見た 今年のベストを敢えて挙げるとすれば、
邦画は「人生フルーツ」(次点は「湯を沸かすほどの熱い愛」「ナラタージュ」、 洋画は「女神の見えざる手」(次点は「パターソン」と「ワンダーウーマン」、 韓国映画は「新感染・ファイナルエクスプレス」、 新人監督作品ですと「おじいちゃん、死んじゃったって」 また、ドキュメンタリー作品は 「オラとニコデムの家」(山形国際ドキュメンタリー映画祭2017) 「ニッポン国VS泉南石綿村」(山形国際ドキュメンタリー映画祭2017) 「Ryuichi Sakamoto CODA」
以下、今年見た映画を列挙します。
☆☆☆(印象に残ったもの:過去作品なども含みます。) 「湯を沸かすほどの熱い愛」 「ヤクザと憲法」 「FAKE」 「ひるね姫」 「百円の恋」 「ディア・ピョンヤン」 「ミリキタニの猫」 「監督失格」 「メッセージ」 「ハドソン川の奇跡」 「At the teracce」 「渕に立つ」 「人生フルーツ」 「ダンケルク」 「パターソン」 「ワンダーウーマン」 「三度目の殺人」 「新感染 ファイナルエクスプレス」
山形国際ドキュメンタリー映画祭2017 で見た映画で印象に残ったもの(10月) 「エクス・リブス NY公立図書館」フレデリック・ワイズマン監督 「オラとニコデムの家」 「ニッポン国VS泉南石綿村」 「また、一年」
「ナラタージュ」 「ブレードランナー2049」 「サーミの血」 「アウトレイジ最終章」2017 「沈黙」 「スポットライト 世紀のスクープ」 「おじいちゃん、死んじゃったって」 「Ryuichi Sakamoto CODA」 「女神の見えざる手」 「スターウォーズ・ラストジェダイ」
(※以下、やや印象に残ったもの。:過去作品なども含みます。)
「君よ憤怒の川を渡れ」 「天使にラブソングを」 「ビバリー・ヒルズ・コップ」 「大鹿村騒動記」 「MASH」 「ターシャチューダー静かな水の物語」 「あん」 「ガンジー」 「レナードの朝」 「陽のあたる場所」 「海底2万マイル」 「ナヴァロンの要塞」 「ボヤージュ・オブ・タイム」 「ヘルター・スケルター」 「悲しみの忘れ方 Doc of 乃木坂46」 「細雪」 「ナイル殺人事件」 「蛇にピアス」 「帰らざる河」 「クレージー・ホース・パリ」 「ウォール・ストリート」 「ウォール街」 「清州会議」 「民暴の帝王」 「きみの声がきこえる」 「ファウンダー」 「ライオン」 「エル」
(山形国際ドキュメンタリー映画祭2017:YIDFF 「激情の時」「カラブリア」「孤独な存在」「ニンホアの家」「機械」「航跡(スービック海軍基地)」「願いと揺らぎ」「ドンキ・ホーテ」)
「スノーデン」 「ローグ・ワン スターウォーズストーリー」 「美女と野獣」(実写版) ![]() ![]() ▲
by haruharuyama
| 2017-12-28 16:02
| 映画
|
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◎書籍 極私的ベスト2017
今年も、雑多な本を読みました。 簡単にネットを通じてこれらの本を無料で貸してくれる公共図書館に感謝! 「新宿区」「市川市」をはじめ「千代田区」「港区」「中央区」に 登録させていただいているので大抵の本が 待っていれば、借りることができるようになりました。 貸出期間も2週間に限定されているので 時間内で懸命に読むというタスクが乱読を加速させてくれています。
今年、読んだ本のジャンルを簡単に分けると! だいたい以下のようになりますでしょうか?
1、 投資・ビジネス系 2、 映像制作系 3、 哲学・宗教系 4、 教育・教養系 5、 紀行系(インド・ベトナム・シンガポール)
1、 投資。ビジネス系では ウォーレン・バフェットの評伝である「スノー・ボール」全3巻 が読みごたえもありバフェットの人となり そして投資や金融に対する考え方が良くわかるものでした。 また、日比谷図書館で返却棚に置かれており たまたま借りた ◎「読書を仕事につなげる技術」 は私にたくさんの刺激を与えてくれました。 電通出身で現在はコンサルタントファームに勤務する著者の 推薦本を読み始めていますが。 その書籍の選択が素晴らしく、どれを読んでも興味深いものばかりです。 紹介された本は50冊くらいですが来年中には ここで紹介されている本のコンプリートを目指したいと思っています。 以下、今年読んだものを読んだ順に記載します。 ☆がついているものは、印象に残ったものです。
2、 映像制作系では 「スクリプトドクターの脚本教室」 三宅隆太さんの脚本の指南が実用的です。 そして過去の書籍ですが 「インタビュー術」には 永江朗さんがこれまでつちかって来たインタビューの知見が詰まっています。
3、 哲学・宗教系 ものごとの本質を捉えるために哲学すること、 ココロのことについて考えることはとても大切なことなのではないでしょうか? また、今年は金沢で禅の研究者でもある「鈴木大拙記念館」へ行ったことも 興味を後押ししました。 その中でも「いま世界の哲学者が考えていること」は 現在の社会問題に向き合って考えていることなので とてもとっつきやすく 哲学がこうして活かされるのか!ということが実感できます。 また「宗教の見方」には宗教とは何か?という本質的な問いにたいする 宇都宮輝夫さんのお考えを知ることができました。
4、 教育・教養系 昨年から話題で売れに売れている 「ライフシフト100年時代の人生戦略」は やはり「学びなおし」や「生涯学習」の重要性を説いたという意味でも 重要な「教育書」だったのではないでしょうか? 教養系はたくさんありますが「武士道」「サピエンス全史」「ガンジー自伝」 などはとても印象に残っています。
5、 紀行系では「インド」「ベトナム」「シンガポール」などの本を 料理系のものも含めて読みました。 中でも中村亜希の「食べる。」古市憲寿の「誰も戦争を教えてくれなかった」などは 優れた紀行文と言えるのではないでしょうか?
その他AI・未来予測・働き方などについて 書かれたものを良く読みました。 また5月の連休前後に読んだ「騎士団長殺し」と「みみずくは黄昏に飛びたつ」 をセットで読むことで 村上春樹の創作に突っ込んで迫ることが出来たような気がします。
(以下、今年読んだものを順番に記載します。気になったものには☆がついております。)
「インドカレー紀行」 「カレー大全」 「ドラッカーと論語」 「論理哲学論考」ヴィトゲンシュタイン 「ビデオグラファ―の制作術」 「ぼくはこう生きている君はどうか」 ☆「売れるキャラクター戦略」 ☆☆☆「嫌われる勇気」 「『感情』から書く脚本術」 ☆☆「圏外編集者」 ☆「禅と日本文化」 「14歳の国」 ☆☆☆「武士道」新渡戸稲造 「禅のこころ―その詩と哲学」 「自分を捨てる仕事術」 「哲学はなぜ役に立つのか?」 ☆「ドキュメンタリーストリーテリング」 ☆☆☆「スクリプトドクターの脚本教室・中級編」 「悟らなくたっていいじゃないか」 ☆☆☆「サピエンス全史・上・下」 ☆☆☆「ガンジー自伝」 「ゼロから始める 株の学校 超入門」 ☆☆「株で富を築く バフェットの法則」 ☆☆「株式投資で普通でない利益を得る」 ☆「株式投資の王道」 ☆☆☆「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」 ☆☆「これからの僕らの働き方」 「DRAFT 宮田識仕事の流儀」 「一生を賭ける仕事の見つけ方」 ☆「ウェブマーケティングという茶番」 「プルーフマーケティング」 ☆☆☆「暴落を買え!」 ☆「インパラの朝」 「バフェットとグレアムとぼく」 ☆☆☆「騎士団長殺し」第一部、第二部 ☆☆☆「みみずくは黄昏に飛びたつ」 ☆☆☆「日本3・0 2020年の人生戦略」 ☆☆☆☆「スノー・ボール ウォーレン・バフェット伝」上・中・下 「言葉はこうして生き残った」 「ポスト資本主義社会」 ☆☆☆「食べる。」中村安希 「<未来>のつくり方」 ☆☆☆「ライフシフト100年時代の人生戦略」 「ネットの高校はじめました」 ☆☆「ワーク・デザイン」 ☆☆「キャリア・シフト」 「日本で最も人材を育成する会社のテキスト」 「ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則」 「くまモンあのね」 「ビジネスモデル2015」 「子供を誰にあずけますか」 ☆☆☆「『働き方』の教科書」 「初めての能・狂言」 ☆「50歳からの出直し大作戦」 ☆「数学する身体」 「クラフツマン」作ることは考えることである ☆☆「社会心理学講義」<閉ざされた社会>と<開かれた社会> ☆☆「下山の時代を生きる」 「ヨーロッパ思想入門」 ☆「村上春樹翻訳全仕事」 「そろそろ人工知能の真実を話そう」 ☆「哲学の教科書」 「『ひとり』の哲学」 「無敵のベトナム」 「サブリミナルマインド」 ☆「17才のための世界と日本の見方」 ☆☆「ブロックチェーンレボリューション」 「知ろうとすること」 「荘子 100分で名著」 「入門老荘思想」 「旅して見つけたベトナムとタイの毎日のごはん」 ☆「ハノイ発夜行バス南下してホーチミン」 「ベトナム戦争と平和」 ☆「誰も戦争を教えてくれなかった」古市憲寿 ☆「映画監督 村川透」 ☆「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」 ☆☆☆「ひでこさんのたからもの」つばた英子・しゅういち(@主婦と生活社) ☆☆☆「超AI時代の生存戦略」落合陽一 ☆「小商いのはじめ方」 ☆☆☆☆「読書を仕事につなげる技術」山口周(KADOKAWA) 「僕らの時代のライフデザイン」 「フルサトをつくる」 「プレ・シンギュラリティ」 ☆「MBA経営戦略」 「MBAマーケティング」 「インタビューの教科書」 ☆「なぜ日本人の金融行動がこれから大きく変わるのか?」 ☆☆「ドキュメンタリーは格闘技である」 「日常と不在を見つめて」 ☆☆「インタビュー術」 ☆☆「ざっくり分かるファイナンス」 ☆「新版・動的平衡」 「大学大倒産時代」 ☆☆「新・人事屋が書いた経理の本」 ☆「問題解決プロフェッショナル」 ☆「意思決定のための分析の技術」 「教育について」 ☆☆「宗教の見方」 ☆「面白いほどよくわかるキリスト教」 ☆「経済成長なき幸福国家論」平田オリザ・藻谷浩介 ☆☆「いま世界の哲学者が考えていること」 ☆☆「一勝九敗」 ☆☆「稲盛和夫の実学」 ☆☆「MBAファイナンス」 ☆「多動力」 ☆「なぜ?シンガポールは成功し続けることができるのか?」 ![]() ![]() ▲
by haruharuyama
| 2017-12-28 16:01
| 読書
|
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みなさまの、今年はどんな1年だったでしょうか?
私にとっては 1、「ウォーレン・バフェットについての学び」 2、「AI」の認知 3、「人手不足が実感される」年でした。
1、今年は「ウォーレン・バフェット」と彼をめぐる人たちについて たくさん勉強させていただきました。 たまたま、頂いたお仕事を通じて、バフェットのことについて 勉強することとなり、まず「投資」は「トレーディング」 (特に短期間で株などを売り買いして利ザヤを稼ぐ「トレーディング」)とは、 まったく違うものであるということを知りました。 じっくりとその企業の本質を見出し、リアルな現在の企業価値を分析し、 経営者である人を見て、そこから投資の決断をするのです! いったん投資を決めたら、長くその株を持ち続けるのがバフェットの流儀です。 「投資」というのは、金融が本来持っている経済が 世の中を幸せにする行為でもあります。 言い換えると、資本を元手に関係各位(ステークホルダー)みんなが幸せになる というという本質的な行為なのだ! ということに気づかせてくれました。 投資会社での勉強会「バフェット・クラブ」の収録を通じて、 企業という有機的な組織をどのように活性化しなければいけないのか? ということを常に考えるようになりました。 同時に、バフェットさんが常におっしゃっている 「正直」であり続けることの大切さを実感しました。 仕事を続けるというのは「正直」であり続け、 それが継続されると関係者みんなが幸せになっていくことなんだ、と…。 いくつになっても新しく学ぶことが、本当にたくさんあるんですね。
今年の私にとって、もっとも刺激的な未来人は「落合陽一」(筑波大教授)でした。 彼の著書や映像やWEBを通じての発言はいつもラディカルです。 既存の価値観にとらわれることなく自由にテクノロジーとアートと金融の世界を 行き来する感覚がすごいです。 時間がもったいないという感覚も、いろんなことをたくさんやってみたい! という純粋な気持ちから来るのでしょう。 彼の出演した「情熱大陸」でその片鱗を 多くの方が垣間見ることが出来ました。 ほりえモンこと堀江貴文の発言にも落合さんと同様の考えを感じます。 この二人(落合陽一と堀江貴文)を自分のメディアのブレーンとして、 積極的に起用しているNews Picksの編集長の佐々木紀彦さんの 編集方針とそれに伴うビジネスモデルの作り方も すごいなああと感心しきりです。
2、また、今年ほどAI(人工知能)という言葉が ほぼ毎日メディアなどで発信された年はなかったのではないでしょうか? 自動車の自動運転などをはじめとして、 画像認識や音声認識技術などが格段に向上し、 ディープラーニングという方法がAIの進化を加速させていることで、 多くの人が「AI」の技術と未来に注目するようになったのでしょう! NHKのETVでも、松尾豊教授がMCとなって「人間って何だ?・超AI入門」 という12回の番組が放送されました。 「AI」の技術を進化させるために、研究者たちは日々、 人間が無意識に行っている画像認識や言語の取得、 文脈理解をAIにどのように学習させるのか?を考えておられます。 そしてその認知と並行して身体行動と 重ねていく仕組みがどのように行われているのか? ということについて考えて仮説検証をしていくことが必要なんだ! ということを教えてくれました。 これは、哲学や認知科学、生物学や脳科学などの ありとあらゆる知見を学際的に統合していかなければ 理解できないことなのかもしれません。 今以上に深い「教養」を身に付けることが重要になってきているのでは ないでしょうか? そして「AI」にきちんと向き合えば人間の能力は拡張し 「AI」といい意味での共存が発生し 私たちの暮らしは楽しく豊かになっていくのでは???? いかがでしょうか?
3、「人手不足が実感される」に関しては 「働き方改革」とともに、仕事を分担する必要性が生じ 人財不足が加速しています。 もちろん企業は出来るだけ、優秀な人、いい人に来て欲しいと考えています。 いまの若者は企業の福利厚生をはじめとした 企業の制度設計に敏感になっています。 ブラック企業などに代表される企業のラベリングに 必要以上に反応してしまっているのを、日々、 学生に接していると肌で感じます。 労働生産性をどのように上げていくのか?という システムの開発と導入も喫緊の課題です。 そのためには自分たちの業務ワークフローを相対化し 言語化・記号化する必要が出てきます。 この言語化・記号化という業務の相対化は 米国の大学の研究者たちの得意なところであります。 そういう意味で米国のビジネススクールなどで発行された 類の書籍は大変参考になります。 規模が全く違いますが、自分の学校で 経験のない学生や新人に映像制作などを教えるためにも この「相対化」の技術が欠かせません。 まず、根本的な意味を伝えて大きな視点で物事を捉えてから、 詳細なフローにつなげていくという視点が重要です。 これが作成できれば労働生産性を上げるICTを活用した仕組みも 導入出来るのではないでしょうか? 日本の制度の問題で人材流動性が決して高くない現状では、 まず、業務システムをICT化し「AI」や「ロボット」に出来ることはお願いし、 人間しかできないことを集中してやる仕組みを作ることが求められます。 並行して、HR(Human Resource)=「人事」の制度と仕組みを 変えていく必要があるのではないでしょうか? 現在、政府が進めておりますが「副業」の推進や在宅勤務、 リモート勤務、時短勤務などの多様な働き方を ICTの力で組み合わせていくことが普通になっていくでしょう。 さらにシニア世代のセカンドキャリアの活用。 さらにはその上の世代でもある 元気なシルバー世代の方々の活用をすることによって、 さっきの投資の話の時にもありました 関係各位が何らかの幸せな活動の出来る世の中が 作れるのではないでしょうか? いくつになっても新たなことが始められる。 そんな時代がもうすぐそこに来ています。 リカレント教育などと言われていますが ベテラン世代の「学びなおし」などが出来る部署や 機関がこれから絶対必要になるのではないでしょうか? 後継世代に素敵な「遺産」を残すために、 私たちは勇気を持って一歩前に踏み出す 時期が来ているのではないでしょうか?
PS:今年は株価が上昇をし続け景況感は回復しているようです。 それでも私たちの所得はなかなか増えていかない! という実感を抱えつつ、みんなが目の前のことに追われ、 懸命に暮らした年だったのではないでしょうか? 格差が拡大していくのは、資本主義の仕組み自体が持つ特性です。 そのことを前提に、私たちの所得の再分配をどうするのか? を自分事として考えないといけない時代になりました。 もちろん、選挙を終えて安定多数となった政権は、 きちんと長期的視点で所得の再分配を検討する義務があるでしょう! 消費税が10%になった時に得られる追加の税金の中から 「2兆円」という数字を先に決めて、その使い道を分配することをまず決める、 という方法で本当にいいのでしょうか? トップダウンではなく現場の実情を考えた柔軟な 税金の使い方ができるシステムを 作っていかなければならないのでは? ![]() ![]() ▲
by haruharuyama
| 2017-12-28 16:00
| 時事放談
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