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by haruharuyama
| 2007-12-02 09:34
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Comments(3)
アマゾンで購入。 論語のこと孔子のこと、老子のことそして荘子のこと。 東洋の古典的な思想のことをまったく知らないということに 非常に危機感をもっている。 それ以前に僕には古典の教養というものがない。 そのことを、この数年いや十数年痛感している。 ギリシア悲劇の何たるかを知らず、聖書は全く読んでいない。 もちろんイスラム教のことは、 山川の世界史の教科書レベルのことしか知らない。 東洋の思想も同じようなものだ。 「ブッダ」を手塚治虫のマンガで読んだくらい。 三国志はゲームもやったことがなく 横山光輝のマンガでさえ読んだことがない。 日本の伝統芸能のことも知らないし。 近代になっても太宰治は「走れメロス」しか読んだことがない。 トルストイ、ドストエフスキーは文学史の中の出来事のようである。 妻の買って来た、新訳「カラマーゾフの兄弟」は本棚で眠っている。 タイに仕事で行く機会があって、 東洋思想について少しきちんと知りたいぞ! というのが本書を購入する大きな動機だった。 マンガならすらすらっと読めるだろうと思って注文した。 注文後、数日で会社に届けてくれるシステムって本当にありがたい。 多忙で本屋さんにもいけないときには大いに助かる。 また、新刊でないような本を探すのは逆に楽である。 昔なら何件も本屋さんをはしごしたり、 電話で問い合わせたりしていたものだが。 その時間があれば別のことが出来る。 本屋さんを回遊するのも非常に有意義であると僕は思っている。 ぶらぶらしながら突然目に入ってくるものがある。 出会い頭の邂逅とでも言ったらいいのだろうか? その出会いが多い本屋さんほど僕の好きな本屋さん。 最近はやはり池袋のジュンク堂。 居るだけで楽しい気分になってくる。 で、これらの注文した本はどうだったのか? 読んだ。すぐ読めた。書いてあることも理解できる。 というか至極当然のことが書かれている。 それを吸収するだけだは駄目なんだということがよーくわかった。 これらの事象を深く理解して考えて 考える考え続けることによって自分の血肉になるんだな。 ということだけがわかった。 それ以外は何もわからない。 マンガでさらっと学ぼうと思った僕がバカでした。 そんな簡単に彼らの思想を学べるわけがない。 何十冊も文献を読んで少しづつ理解しながら 思索を続けることだということだけがわかっただけでも、ま、良かったのか? そんな体験だけが残りました。 #
by haruharuyama
| 2007-12-02 08:13
| 読書
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井上雄彦のことをほとんど知らなかった。 もちろん、「スラムダンク」の作者であり、 「バガボンド」の作者であることは知っていた。 硬派な印象のある漫画家である。 井上氏自身が取り上げている内容がそうである。 バスケットボールと武道。 そこには一筋のキチンとした線が通っている。 このイベントもその延長線上にある。 三浦半島にある三崎高校という学校だったところを 3日間貸しきったイベント。 そのイベントの模様を、準備段階から終了まで ドキュメンタリーとしてまとめてある。 フジテレビの深夜枠で流されたそうである。 井上雄彦という人間自身が感動的である。 井上自身は、このイベントに来てくれた人、 そしてこれを実行したスタッフの人たちのことをほんとうに凄い! と感激している。 それは井上自身がものごとに向き合う姿勢に みんなが感応したからこそ 出来たことだったんじゃないのだろうか? 井上は23の教室全ての黒板を使って チョークで「スラムダンク」の最終回の10日後のストーリーを刻んでいく。 下書きや構想みたいなものは、あったのだろうか? 淡々とチョーク1本をもって井上はマンガを描き続ける。 イベント開場時に、一人の警備員も立てず、 立ち入り禁止の柵やロープも設けずに、 3日間このイベントを続けて、誰一人も、 黒板に落書きしたり、消したりするものがいなかったらしい。 来場者の気持ちがまっすぐに伝わってくる気がした。 全て手作りで、実際の場所に来て出会い体験するということが、 このネット時代にいかに重要で、深く届くものになることであるかということを、 井上雄彦は「スラムダンク」が1億冊売れたことをきっかけとして 教えてくれたのかも知れない。 #
by haruharuyama
| 2007-12-01 08:35
| ドキュメンタリー
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Comments(0)
こういった類の本は、時間が経って判例が新しく出ると、 とたんに価値観が変わってしまう。 法律というのはそういうことを多分に含んでいる分野である。 時代とともに法律も変化する。 もちろん、国によっても、州によっても。 本書の初版発行は2005年である。 奥付に2005年5月22日第一刷発行とある。 手許にあるものは2007年9月17日発行の四刷のもの。 しかし、福井弁護士は、これを時代の流れで 消え去ってしまわないように執筆をしている。 「著作権法」の持つ根本的な意味を理解するということに 多くを割かれているのである。 「著作権法」とはこの法律によって 文化を豊かにしていくものだということが 根本にあるのだと何度となく福井弁護士は語っている。 その語り口は明晰でよどみがない。 本書を読むことによって著作権の基本概念を学ぶ事ができる。 この時代、著作権の認識なしには、何も出来ない。 たとえば、このようなブログのようなもので 自身が著作権法に触れるようなことを無意識のうちにしてしまうことがある。 本書を読むと、どこまでが許されていて、 どこまでが難しいのかが具体的な過去の事例を含めて 記述されているのである。 法律書というよりも、軽い読み物として楽しめる。 著者は文化芸術関係の著作権の事例を多く手掛けている。 実際に手掛けている現場の声がここには反映されている。 それは、どういうことかと言うと、 法律でどっちともとれるような例が実際には多くあるということ。 その決定は実は非常に曖昧で微妙なものでもあるのだなと思った。 その現場レベルでの苦悩と、 福井弁護士自身の解釈と実際の判例の差に直面して 悩む姿が行間から浮かび上がってくる。 その典型的な部分を引用する。 ある、著作権の裁判事例を受けてこの文章は始まる。 しかし、翻って考えてみれば、 著作権法という法律自体が、そもそも他人にとって そのプロセスは謎としかいいようがないはずの 人の創作や表現を対象にした法律なのです。 その法律を考える上で創作・表現の必然性に触れずに判断する。 それで果たして著作権はその目的をまっとうできるのでしょうか? 「創作・表現の必然性」というところに触れずに裁判をすること に対しての大いなる疑問が提示されている。 こんなところに、福井弁護士の本音と苦悩を感じる。 ちなみに「引用」は著作権の例外事項です。 (ただし、詳しく言うと、大体、全体の文章量の 10%くらいと言われているそうです。) 文化の発展に寄与することを目的とする著作権法。 個人や法人の利益のためだけに存在してしまっているような 事例が増えて来ているんじゃないか? そして、そのことは、もともとの著作権法の理念とは 違うものなのではいか? という考え方をベースに議論が深められると いいなと思ったりもしています。 #
by haruharuyama
| 2007-11-30 10:25
| 読書
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Comments(2)
こんなに丁寧に演出された舞台はまれである。 そしてこんなに美しい舞台はまれである。 こんなに悲しい結末の舞台はまれである。 こんなに研ぎ澄まされた舞台はまれである。 その「まれ」なことが今、書いただけでも4回もあるもの。 それが今回の「野鴨」である。 イプセンは「人形の家」という戯曲が有名である。 ノルウェー出身の劇作家。 何故、いま、これを上演しようと思ったのか? コミュニケーションの不在からくる勘違いによる悲劇。 今回の戯曲を貫くテーマが、今の時代と重なる。 ネット社会、携帯社会になってしまって 深いコミュニケーションの不在が倍化している。 「不在」によって悲劇が起こる。 今回の舞台のプロデュースの仕方が素晴らしい。 場所は北千住マルイの10階にある、シアター1010。 そこに、ミニシアターがあるなんて! ミニシアターは倉庫のような空間。 ここで舞台が上演されたことがあったのだろうか? 100人も入れば一杯になりそうな小さな空間である。 ここで素晴らしいキャストを用意しての、 11月1日~30日までのまるまる1ヶ月間のロングラン公演である。 これには驚いた。 通常、これだけの役者さんたちを この小さな劇場での公演で押さえきるということが 非常に難しいだろうに、何と1ヶ月である。 それくらいの長期間やっていてくれると スケジュール調整をして何とか見にいける。 ニューヨークやロンドンなどの海外ではよくある上演形式であるが 東京でこの勇気ある試みをしたことに感謝である。 メジャーリーグの笹部博司さんとは一体、何ものであるのだろうか? そして演出にタニノ・クロウを起用したその先見性に 頭が下がる思いである。 タニノは自身「庭劇団・ペニノ」という劇団を自ら主宰している。 今回も出演していた、マメ山田という小さな役者さんが 印象的な劇団というイメージがある。 2月公演「笑顔の砦」も印象的な舞台だった。 タニノ氏は現役の医師であるらしい。 医師で劇作家・演出家という人は極めて珍しい。 彼は素敵なパンフレットにこのように記している。 私自身が微力ながら尽くしたことは、 このイプセンの戯曲を丁寧に仕上げていくことでした。 それが、そのまま唯一の場所に連れていってくれるような 気がしてならなかったからです。 私は演出家として、この作品では変化球を 投げるようなつもりは最初からありませんでした。 そのストレートど真ん中のボールを どれだけ受け切れるのかは観客次第であるだろう。 何を見い出し、唯一の場所とは何なのか? その答えは観客ひとりひとりの中にある。 舞台美術と照明が素晴らしい。 ああ、昔の本当の闇ってこんなんだったろうなあ? とか月光の照らされる森とはこんなんだったろうなあ? とか、ラストシーンの幻想的な風景がココロに沁みる。 詩情あふれるシーンが描き出される。 狭山こうたの、ピアノの生演奏がその世界に輪をかける。 ■出演 石田えり 高汐巴 手塚とおる 保村大和 石橋正次 藤井びん マメ山田 鎌田沙由美 津嘉山正種 ●演出・上演台本/タニノクロウ ●企画・上演台本/笹部博司 ●作/ヘンドリック・イプセン ●製作/メジャーリーグ 庭劇団ペニノ <シアター1010 ミニシアター> 2007年11月1日(木)~11月30日(金) #
by haruharuyama
| 2007-11-29 09:19
| 舞台
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